溶連菌感染症

溶連菌感染症とは？

溶連菌感染症とは、溶血性連鎖球菌（Streptococcus pyogenes）を原因とした感染症で、喉や皮膚に影響を及ぼします。
この疾患は特に冬から春にかけて流行しやすく、5歳から15歳の小児に多く見られます。
発見される主なきっかけは、のどの痛みや発熱といった症状による受診です。
長期的には腎炎等の合併症を引き起こしうる疾患ですので正診と治療が必要となります。

受診の目安

以下の症状が見られた場合には、受診を検討してください。

• のどの激しい痛み
• 周囲に溶連菌感染症の方がおり38℃以上の高熱が持続する場合
• 頚部リンパ節の腫大
• 頭痛
• 吐き気や嘔吐
• 体に赤い発疹が出る

上記の症状を踏まえて迅速検査の適応を検討いたします。

治療方法

溶連菌感染症は、抗生物質（ペニシリン系やアモキシシリンなど）を用いて治療します。
抗生物質の服用により、症状の改善が早まり、合併症のリスクが減少します。
処方された抗生物質は、医師の指示通りに最後まで服用してください。