新型コロナウイルス感染症

新型コロナウイルス感染症とは?

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、ウイルスによる感染症です。
発熱、せき、のどの痛み、鼻水、倦怠感(だるさ)など、かぜやインフルエンザと似た症状が多く見られます。

新型コロナウイルス感染症の症状や受診のタイミング

お子様に以下のような症状が見られる場合には、早めに医療機関を受診してください。
特に1歳未満のお子様や持病のあるお子様は重症化のリスクがあるため、迅速かつ慎重な対応が必要です。

  • 発熱(38℃以上)
  • のどの痛み・せき・鼻水
  • 食欲の低下
  • 嘔吐や下痢
  • 味覚・嗅覚の異常

新型コロナウイルス感染症検査方法

当院では迅速抗原検査の他、AI搭載の検査機器「nodoca」を使って検査を行います。
※「nodoca」は2025年10月26日以降、インフルエンザ検査時のオプション機能として新型コロナウイルス感染症について検査が可能となりました。

新型コロナウイルス感染症迅速抗原検査

当院では、インフルエンザ・新型コロナウイルス同時抗原検査とコロナウイルス単独抗原検査を導入しております。症状のあるお子様には必要に応じてその場で検査を実施します。

AI搭載検査機器「nodoca」について

nodocaイメージ1
nodocaイメージ2


ご希望の方は医師までご相談ください。
当院では、AI搭載の検査機器「nodoca」を2台導入しています。
nodocaは、喉の状態を高精細カメラで撮影し、AIが新型コロナウイルス感染症や咽頭炎に特徴的な所見を解析することで、診断をサポートします。
従来の視診だけでは判断が難しいケースでも、AIの客観的な所見と医師の経験を組み合わせ、より的確な診断が可能です。(医師が診察の上必要と判断した6歳以上の患者様には保険適応で検査可能です。)特に発症早期の新型コロナウイルス感染症を疑う症状や問診事項がある患者様にはよい適応となります。
ご希望の方は医師までご相談ください。

チェックボックスアイコン 「nodoca」での検査がおすすめの患者様

  • • 6歳以上で、口を15秒程度大きく開けることや舌をおさえることに抵抗が少ない患者様
  • 鼻の検査が嫌いな患者様
  • お時間に余裕がなくお急ぎの患者様(nodocaは問診→検査→結果判定までを含め約5~10分で終わります。)
    ※nodocaではインフルエンザと新型コロナウイルスの両方検査ができます。
    ※事前問診でnodocaの適応ありと医師が判断した場合は、医師の診察前に看護師が検査を行うことがあります。
nodoca迅速抗原検査
対象6歳以上で口を15秒程度大きく開けることが可能なお子様年齢の制限なし、医師が必要と判断した場合に行います。
結果判定までの時間問診→検査→結果判定までを含め約5~10分問診開始から結果説明まで30分程度(鼻腔から検体採取後15分程度)
特徴・発熱して早期の患者様でも迅速抗原検査以上の精度(感度)で検査が可能・発熱から日数が経過している場合、迅速抗原検査の方が精度(感度)が高い

治療方法

新型コロナウイルス感染症の治療には小児患者さんの場合は対症療法で経過をみることが多いです。
重症リスクの高い患者様にはゾコーバを処方します。(12歳以上で保険適応)

ご家庭での対処法

ご家庭では、以下に注意をして対処をお願いいたします。

  • • お子様に食欲がない時は無理に食べさせず、水分補給を最優先にしましょう。(スポーツ飲料・経口補水液など塩分と糖分の摂取も心がけましょう。)
  • 高熱時は、室温や衣服を調整し、必要に応じて解熱剤を使用してください。
  • 他のご家族に移さないよう、手洗い・マスク・換気を徹底しましょう。
  • 熱が下がっても2日ほどは体力が落ちているため、無理をさせないことが大切です。
  • • 保育園の登園、学校の登校再開のタイミングは発症日を0日目として6日目以降となります。診断時に医師から説明いたします。

この記事を書いた人

福永遼平医師3

医療法人鶴町会 理事
流山鶴町皮膚科・小児科クリニック 院長(小児科担当医師)
福永 遼平 医師
◆小児科専門医 ◆医学博士