急性上気道炎

急性上気道炎とは？

急性上気道炎は、主にウイルス感染によって引き起こされます。
最も一般的な原因は、ライノウイルス、コロナウイルス、アデノウイルスなどです。
これらのウイルスは、咳やくしゃみによる飛沫感染、または汚染された手や物品を介して体内に侵入します。

受診の目安

鼻汁、咳嗽はお子様の生活の質を低下させます。
特に夜間に鼻汁や咳嗽が強い場合は眠れないほどの症状となる場合があります。
また咳嗽や鼻汁が持続する場合は急性上気道炎以外の疾患(アレルギー、喘息、副鼻腔炎、中耳炎)等の鑑別として考える必要がありますので診療所への受診が必要となります。

治療方法

急性上気道炎の治療には、症状緩和を目的とした薬物療法が主に用いられます。
解熱剤や鎮痛剤、咳止め、去痰薬などが処方されます。
場合によっては、二次感染予防のために抗生物質が使用されることもあります。

• 鼻汁吸引機の設置(複数個)
• ネブライザーの設置
• 迅速検査の設置

家庭での対処法

鼻汁吸引は市販の製品を使用して可能な限り行ってください。
急性上気道炎の予防と治療には、十分な休養と水分補給が重要です。
また、手洗いやうがいを徹底し、感染拡大を防ぎましょう。
症状が長引く場合や悪化する場合は、早めに医師の診察を受けることが大切です。
特に乳幼児や高齢者、免疫力が低下している方は注意が必要です。