【第2回】つる街ドクターズトーク:頭の形外来(赤ちゃんのヘルメット治療)について

流山院受診の皆様にクリニックについて知ってもらいなおかつ皆様の生活のためになる医療情報、生活情報をお伝えします。

第2回は頭の形外来(赤ちゃんのヘルメット治療)についてのご紹介インタビューです。

福永

「赤ちゃんの頭の形」って、乳児健診でも本当に相談が多いんです。“これって自然に治る?” “絶壁っぽいけど大丈夫?” “向き癖が強い…”など、心配になりますよね。流山鶴町皮膚科小児科クリニックでは流山市で初めてとなるヘルメット治療認定施設となりました。流山市、野田市、柏市、松戸市、我孫子市、埼玉県三郷市等千葉県、埼玉県の幅広い地域から治療についてのご相談を受けており外来の需要の高さを再確認しております。

鶴町

それでは、これから色々とご質問をさせてください。そもそも、赤ちゃんの頭の形は、なぜゆがむのでしょうか?

福永

多くは病気ではなく、向き癖や寝る姿勢などの影響で起こる“位置的頭蓋変形”です。代表的には「斜頭症」「短頭症」などですね。赤ちゃんの頭の骨はとても柔らかいので外部からの圧力で簡単に変形します。1日15時間以上寝ている赤ちゃんの頭が圧力で変形してしまうことはごく自然のことなのです。

鶴町

「抱っこや寝かせ方で治る?」という質問も多いですが、月齢や程度によって変わるということですね。

福永

そうなんです。軽い場合は経過を見たり、向き癖ケアで改善することもあります。 ただ、ゆがみが強い場合は早めの評価が大切で、当院では3Dスキャンで客観的に測定できます。具体的には当院では生後2か月を過ぎたころから頭の形の相談をうけることが多く、まずはタミータイムについてしっかりとご説明をさせて頂きます。ご家庭で安全な範囲で頭にかかる圧力を分散させる方法を試していただきます。生後2-4か月時期はタミータイムの効果も非常にあると考えますので気になった段階で早期で当科をご受診頂ければと思います。

鶴町

“自然に治る”と“治療した方がいい”の境界はどうななんでしょうか?
親御さんの目線だと、「どの程度が正常?」って難しいですよね。

福永

だからこそ当院では、3Dスキャンで数値化して説明します。 さらに、院内で必要があれば頭部エコーやレントゲンも同日に検査可能なのです。頭の形のゆがみから見つかることがある頭蓋骨早期癒合症という疾患も見落とさない努力をしております。

鶴町

“気のせいかも…”と悩み続けるより、まず3Dスキャンで測って安心できるのが良いですね。

福永

これは私自身痛感しております。3Dスキャンで仮に軽症中等症の判定となった場合は安心される親御さんも多いですしただでさえ大変な子育て、ひとつでも悩みは減らせるといいという思いで頭の形外来を行っております。

鶴町

流山鶴町皮膚科・小児科クリニックの「頭の形外来」の強みを教えてください。

福永

まず流山院はBerry社のBaby Bandの治療認定施設となっております。2025年10月の頭の形外来開始から月10人程度の方の診療と頭部エコー、3Dスキャンを行ってきました。これから患者数は増加すると考えておりますので、蓄積した診療体制をさらに多くの方に提供できる体制をとっていきたいです。具体的には3Dスキャンの撮影が可能な看護師を現在院内で育成しておりすでに5人以上の看護師が撮影可能な状況となっております。また頭の形外来専門枠も設置予定です。

鶴町

実は皮膚科をやっていて、特に夏場はお子様の頭の皮膚トラブルになりやすく、特に脂漏性湿疹を認めることが多いです。ヘルメット治療中の皮膚のトラブルで皮膚科を受診される方も経験があります。せっかくのヘルメット治療ですので肌も頭の形もきれいにしていきたいというのが皮膚科としての意見です。

福永

当院ではNOV Babyシリーズを院内でも購入可能となります。赤ちゃんの肌にも優しい低刺激性の泡状ソープです。スタッフのお子様もよく使用しております。まずは日常のスキンケアをしながら、それでも皮膚症状が出る場合はヒルドイドローション、リドメックスローション等のローションタイプの頭皮のお薬を処方します。また、必要に応じて皮膚科医とも密に連携をとりながら治療にあたらせていただきます。

鶴町

流山鶴町皮膚科・小児科クリニックは子育て世代の多い流山市のお子様のために、足の指先から頭の形まですべてのお子様のお悩みや疾患にお応えできるクリニックを目指しております。「鶴町クリニックに行けば大丈夫。安心できる。」そのようなクリニックを目ざして皮膚科・小児科とも盛り上げていきます。